久しぶりのブログ投稿です。。。今年はいつもよりもスキーにう没頭していて、なかなかブログを書く時間が取れずにいました。相変わらずバイクは冬眠中なので、スキー関係の話題を。
志賀高原の焼額山スキー場で開催されたスキー板の試乗会(長岡の「エキップ」というショップさんの主催)に参加してきました。
例年、2月くらいからあちこちのスキー場で来期モデルの板の試乗会が開催されます。試乗会でいろいろな板を滑ってみて気に入った板を探すわけです。
スキー板は長さをの違いの他はどれも同じように見えますが、メーカーやモデル、グレードによって乗り味(滑り)はかなり違いがあるので、たとえ板の買い替えの予定が無くてもいろいろな板で滑られるのはとても楽しいのです。バイクやクルマを試乗するのと同じです。
試乗会は、まず受付をして参加費用を払い(無料のところもあります)、乗ってみたい板を選び、ブーツサイズに合わせてビンディングを調整してもらい、滑りに行くという流れ。なるべく沢山の人が試せるように大体1~2本滑って返却ということになります。
今回は焼額山の「唐松コース」という中斜度主体のゲレンデを滑りました。板を試すには丁度良いゲレンデだと思います。
では、滑った板の写真と自分なりの感想を。
ROSSIGNOL HEROMASTER ST 165cm/R13
最初に試しだのがこれ。白地に赤のロゴが映えます。
この板は同社のSUPERVILAGEよりも競技板寄りの位置づけのモデル。少し板を傾けただけでエッジががっちりと雪面を噛み、グイつと鋭く小回りターンしていき、ずらしで滑ろうにもエッジが雪面から外れず滑りずらい、というかずらしで滑る板ではないのかも。この板で思い通りに滑るにはかなりの腕前(脚前)と脚力が要りそう。気を抜いていると吹っ飛ばされそうに感じました。
例えていうならハイクリップタイヤを履かせたトリッキーなハンドリングのスポーツカーのような感じ。自分ではとても一日中滑られそうもない、かなり手強い板だなあと思いました。
ただ、雪面がもっとガチガチに締まったバーンだと(自分でも)楽しく感じたかもしれません。(当日は若干緩みかけた柔らか目のバーンコンディションでした)
HEAD WORDCUP REBELS e-GS 181cm/R25
来季のHEADの板は落ち着いたきれいな色のブルーがイメージカラーのようです。
今回はロング(大回り)の板もいろいろと用意されていました。私はどちらかというと小回り~中周りの板が好みですが、ロングの板を試せる機会はなかなかないので試してみました。
長い板には慣れていないので長さを持て余すかな?と懸念していたけれど、滑ってみるとそんなことはありませんでした。意外とずらして滑るのもやり易く取り回しは良好。 HERO MASTERよりもずっと乗りやすい。
ただ、この板も本領を発揮するのはもっと締まったバーンを高速で滑ったときのはず。この板に適したコンディションでじっくり滑ってみたいです。
FISCHER THE CURV M-PLATE 171cm/R15.5
THE CURVにはプレート違いで二つのモデルがあり、試乗したのはM-PLATEの方。ショップの店長が言うにはこっちの方がお勧めとのこと。
CURVというモデルは同じFICSHERから「RC4」が出て影が薄くなっていたそうだけれども(実際、コスメは地味に感じます)、しっかり開発には力を入れているそうで、なかなか良いものになっているそうです。
滑ってみると165cmの小回り板のような軽快にクルクル回る感じではなく、落ち着いたマイルドな操作感。センター幅が70mmと若干太目なのが関係しているのかもしれません。突出した個性(?)は無いものの思ったように滑ることが出来るなぁと感じました。
大回り~中回りまで自由自在。小回りもそれなりにこなせるし、どんなコンディションのゲレンデでも滑られるような万能感がありました。多分、滑れば滑るほど気に入りそうな感じ。
もし板の購入を真剣に考えていたらかなり上位候補になりそうな気がします。
NORDICA DOBERMANN SLR DC RACEPLATE 165cm/R13
ドーベルマンという勇ましい名前の板ですが、他の試乗者からも評判の良かった板です。小回り板だけれどクルクルと軽く回るのではなく、小回り板らしからぬ落ち着いた滑りで、ターン操作もし易かったです。中~大回りも楽しく滑られそうな感じ。おそらく多少緩んだり荒れたりした雪面でもそう苦労せずに滑られるのでなかろうか。
前モデルのドーベルマンSLRを少し滑らさせてもらったことがあるのですが、そのときはちょっと手強い印象でした。新モデルは大分乗り易くなったようです。
これも板の購入を考えていたのならかなり上位候補になりそうな板でした。
因みに店長は”一日滑るのは疲れそうでしょ?” と言っていましたが、私は全然そう感じなかったです。人によって感じ方がまるで違うので面白いものです。
(後編に続きます)