完全に季節外れではありますがスキー関係の話。ちょっと前の話になりますがスキー板の改造(モデファイ)を施したのでそれについて。
今年の3月、Youtubeを見ていたらスキー板の面白い改造情報がありました。ロシニョールのスキー板に付いているLOOKのR22プレートに手を加えて板をたわみやすくするというものです。
スキーは板とビンディングの間に “プレート” というものを挟んでいるものがあります。プレートを装着することで板のたわみの剛性を上げ滑走の安定性向上となります。同じ板でもプレートの有るモデルと無いモデルでは板の滑りの特性は違ったものになります。
私の愛用しているスキーもまさにLOOKのR22プレートが付いているので、このスキーは大分使い込んでヘタリが出てきていて、そろそろこの板はシーズンの初めの練習用や、ブッシュや石が出た悪雪用、コブを滑る練習用にしようと思っていました。
ただそれ用の板にしてはちょっと硬すぎるかな~...もう少したわみやすい板ならばと思っていたので、この動画は私にうってつけのものでした。
作業内容はとても簡単で、
①まずビンディングを外して板からR22プレートを外し、
②プレートの裏側から両側面にセットされている金属の補強版?を抜きます。これだけです。補強版を抜いたプレートを板に付け直して終了です。
補強版は溝にはめているだけなので、ペンチ等でつまんで引っ張れば外れます。
補強版は複雑な形状をしていますが結構簡単に曲がってアルミのような柔らかさ。それにしてはちょっと重いような。これでプレートのたわみ具合を微妙に調整しているのでしょうか。
この改造を施した板で2日ほど滑ってみました。ゲレンデの雪はザクザクした春雪になっていましたが、なかなか良い感じだったと思います。
ゆっくり滑っている分には改造前とそう違いは感じず。でも確かに以前よりはターンで板がたわみ易くなったような。。。固いバーンでもっと高い速度で滑ったら違いはより明確に分かったと思います。コブも板が突っ張らず滑りやすくなったような気がします。(まぁコブはちゃんと滑られるよう練習中なので、どうこう言えるほどではないのですが)
ヘタった板も来シーズンは新しい用途で活用できそうで楽しみです。
(以上)