自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

北海道ツーリング2023(四日目③)

網走から知床に向かいます。遠くに見える知床連峰には雲は無く快晴のようです。

 

網走の街を出た辺りで小学生くらいの女の子を後ろに乗せた荷物満載のツーリングバイクが追い抜いていく。ライダーは軽く手を上げ女の子は振り向いて手を振ってくれる。こういうのはロングツーリングならではです。親子でのツーリングかぁ楽しそう。藻琴駅でちょっと話をしたら今日は羅臼に行くと言ってました。

 

 

 

 

小清水の景色を見ながら国道244を進む。快晴なので景色が凄くきれい。

 

斜里の国道244と334号の分岐のところのホクレンのGSで給油。ライダーフラッグは完売しましたの看板が出ていました。やはり今年はライダーは多いのだろうか。


国道334号をウトロに向かって走る。ちょっと風が強い。途中で隼とすれ違いピースサインを交わす。この隼、去年エゾライダーハウスで会った人だった。後でスマホを見たら「今すれ違ったのNORTFOXさん?」とLINEが入っていました。

 

走っているとスキー場が見えてくる。今まで知床にスキー場があるとは気が付かなかった。見た感じ程よい斜度があって中~上級者向けのスキー場に見える。冬は風はどうなんだろう?と思う。

ウナベツスキー場というところでした。

 

海沿いに出たら風は収まっていました。晴天の知床の海の景色はとても美しい。


このまま寄り道せず「国設知床野営場」に向かう。まだ3時を少し回ったところ。お盆休みは大混雑するけれど、この時間ならキャンプ場には空があるかもしれない。もしキャンプできるのなら今日は知床に泊まろう。

 

着いてみるとキャンプ場は予想外にガラガラ。早速受付をしてテントを張る。入念にサイトをチェックして平らな場所を探す。ここのテントサイトは意外と平坦な場所が少ないのです。

この時間にキャンプ場にテントを張るのは自分的には珍しいことです。

 

テントを張ったところで知床巡りに出かける。キャンプ場の管理人さんによると、昨日は凄く混んだのでバイクで出かけるなら何か置いて駐車スペースを確保しておいた方が良いという。キャンプで使うテーブルを駐車スペースに置いて出かける。

 

まず最初に知床峠に。最初は気持ちよく走れたけれど、だんだん風が強くなりしかも峠付近はガスの中で寒い。北方四島羅臼岳も見えない。ガスの切れ間からはきれいな景色が見えただけに残念。



 

峠を下って知床五湖に行ってみる。まだ駐車場は開いているのだろうか?と思いつつ行ってみると閉場まではまだまだ余裕がありました(18時30分閉場)

料金を払って駐車場に入ったので、元々はその気は無かったけど一湖までの木道を歩く。陽が傾きつつあるけど今日は天気が良くて景色が凄くきれいに見える。見に来て良かった。

 

 

売店でステッカーを一枚買ってそろそろ引き上げる。日が暮れる前にキャンプ場に戻りたいのです。

急ぎつつもウトロの街の手前の展望スポットに立ち寄る。夕陽の景色を見ようと多くのクルマやバイクが止まっていて、カタナを止めたすぐ前にはコンディションの良さそうな初期型RZ350が止まっていた。

持ち主は初老のライダーで何やら電話中(帰りのフェリーが予定通り出航するのか確認して板らしい)で、電話が終わると何となく話が始まった。私が“おおっRZだ”と思うのと同様に向こうも“おっカタナかぁ”となるわけで。「これ(カタナ)はRZの次に好きなバイクだ」と言ってくれる。

このRZは新車で買って乗った後、ずっと納屋で眠らせていて去年復活させたとのこと。今回のツーリングは40年来の知人が無くなってしまい墓参りを兼ねてるんだという。小説や映画のような話みたい。

 

陽が沈むまでまだ10分くらいかかるというのでお先に失礼し、セイコマで食料の買い出しをする。今夜は何を食べようか?店内の食材を見て回って肉野菜炒めにする。野菜パックと豚バラ肉の小パック、味噌汁は迷った結果ナスの味噌汁。明日の朝食は気分を変えてセイコマPBカップラーメンとおにぎりにする。セイコマはPB商品が充実していて安い上にどれも美味しそうなのです。

レジの列に並んでいたらさっきのRZの男性が買い物にやって来た。夕陽はどうでした?と訊くと海に沈むきれいな夕陽が見れたそうだ。「カタナがあったので隣にRZを止めて写真撮ったよ」と嬉しそうにいう。さっき会ったばかりなのにこんな風に話が出来るのがツーリングの良さ。店を出てちょっと立ち話をしてから「それじゃぁ」と別れました。何だか同世代のバイク仲間と話をしているような気さくな方でした。

40年以上前のバイクのRZ350に荷物満載して北海道へツーリング。いいですね。

 

ちょっとだけ漁港に寄ってからキャンプ場に戻る。漁師さんも観光客もいない港を一回り。

キャンプ場に戻ったときは薄暗くなっていました。結局今日も慌ただしい夜になった。
因みにキャンプ場は出かけた時よりテントが1~2割程度増えただけで混雑とは程遠い状態でちょっと肩透かしに感じました。

キャンプ場からも夕陽の景色が見られます。

 

着替えて直ぐに「夕陽台の湯」に行く。受付終了ギリギリだった。

慌ただしく入浴を済ませ、キャンプ場に戻って夕食を作る。

まず米を炊いて、次にケトルでお湯を沸かして味噌汁を作り、最後に飯チンをフライパン代わりにして肉野菜炒め(味付けはマジックソルト)を作る。これをコールマンのピーク1ストーブ1台でこなしていく。

インスタントのあげ茄子の味噌汁がこんなにも美味しいとは思いませんでした。



ごはんには北見で買ったホタテのふりかけをかけます。半乾燥状態のほぐしたホタテの貝柱でとても美味しい。これだけでご飯三杯食べられそう。ふりかけというより佃煮的な食べ応えのあるものでした。

セイコマPBのブランデー梅酒ソーダはすっかりお気に入りになりました。

 

ナスの味噌汁もインスタントとは思えないくらい美味しいし、肉野菜炒めも美味しく出来ました。豚バラ肉の炒め物は間違いが無い。今夜の夕食はとても充実しています。

 

ラジオでプロ野球のナイター中継でも聴けられればいう事なしだったのだけど、放送はキャッチできず。

 

ゆっくりくつろいでから寝袋に入りました。今夜も穏やかで良い夜。今日は充実した良い一日でした。

 

(続く)

 

【本日の走行距離】 265km