自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

久し振りにFCRキャブレターのジェットを変更

 久しぶりにFCRキャブレターのセッティングをいじってみました。今回の変更はメインジェットの番手(サイズ)変更です。

 

 私のカタナの乗り方は街乗り/ツーリングが主で、メインジェットが関係するとされているスロットルの1/2~全開域は殆ど使わないのですけど、それでも何と無くもう少し燃料は濃い方が良いような感じはしていました。

 それと普段使うスロットル開度は1/8~1/4位でもほんの少し燃調は濃くしても良いような気がしていました。スロージェットもニードルもだいぶ薄い方向にしてきたので。

 どのようにすれば良いかな?と考えた結果、ニードルやスロージェットも元に戻すよりもメインジェットを少し大きなものに変えたら良い感じになるのでは?と思いました。

 

 FCRキャブレターのマニュアルではメインジェットのサイズ変更の影響範囲はスロットルの1/2~全開域と書かれているし、以前参考にした某バイク雑誌のFCRキャブレター特集でもそう書かれていましたが、自分の経験ではメインジェットを替えるとスロー域にも影響がありました。

 メインジェットはニードルジェットと繋がっているので、影響無いわけは無いと思います。多分、レースやスポーツ走行のような状況では、スロットル1/2以下での微妙なフィーリングの変化は無視できる程度ということでそう書かれているのかもしれません。

 

 

 そんなわけでとりあえずメインジェットを#150から#155に大きくすることにしました。

 因みにメインジェットは一つ500円位ですが、ヤフオクで格安(6割くらい)で売られているのを発見。ちょっと怪しさを感じつつ買ってみました。

 届いたものにはケーヒンのロゴマークが無く、切削部分の仕上がりも違うので互換品のようです。モノ自体は悪く無さそうですがジェットの孔径がケーヒンの純正品と同じ大きさなのか?微妙に違ったりしないかな?という疑念は残るところです。

一番下がケーヒン純正のジェット(#140)です。

 

 メインジェットの交換はキャブレターをエンジンから外さなくても可能です。

 

 フロート室のボルトを外してそこから手探りでジェットを外して付け替えます。ボルトを外すと結構な量のガソリンが出てくるので受け皿で受けます。

 

 ボルト穴から見えるのがメインジェット。レンチを使って外します。

 

 問題は付けるときですね。手探りでやるので結構手こずるときがあります。メインジェットをキャブレターボディの傾きに合わせてやるのがコツです。

 

 

 今回は割とスムーズにできました。パイロットスクリューやエアスクリューはいじらず、メインジェットのみ交換です。

 フロート室のボルトを締めて、早速走りに出かけました。

 

【セッティング】

  • SJ : #48
  • AS : 2回転戻し
  • PS : 1-1/6回転戻し
  • ニードル : #OCEMQ(クリップ:上から3段目)
  • MJ : #155

 

  目論見通り街乗りでのパワー感は増して良い感じです。少なくとも純正の#150よりサイズが大きいジェットであることは間違いなさそうです。自動車専用道でスロットルを大きく(1/2以上)開けてみたりもしてこちらも調子は良くなったと感じました。

 そう極端な変化では無いので多分夏でも調子よく走られるのではないかと思います。
もう少しメインジェットを大きく(#158とか#160とか)したらどうか?という興味もありますが、当面はこれで様子を見ようと思います。

 

 キャブレターはこうやって自分でパワー特性をいじれるので面白いです。

 

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