自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です (【当ブログはアフィリエイト広告を利用しています】)

自作ランタンスタンドの完成形!?~製作編

 ランタンスタンドの製作編です。

 

 ハンガーラックは基本的に現状のものを再利用します。元々が廃材を利用して作ったハンガーラックを再利用するのでかなりエコな物作りです。



 

 小型とはいえ結構重たいガソリンランタンを吊るすので、強度は大丈夫だろうか?、重心バランスが悪くて転倒しないだろうか?、という若干の心配もありましたが、とにかく作ってみます。

 

 まず、脚の差し込み穴をあけ直します。

 現状では脚の角度が狭くて安定に欠けるので、もっと広い角度(60度)になるようにします。(ラックの横幅寸法は十分すぎるくらい長いので、内側に脚を差す穴を開けなおします。)

 

 脚の取り付け部の強度を上げるためパイプの中にもう一つパイプを入れておきました。必要無いかもしれないけど念のため。

 

 

 両端の脚の角度がちゃんと合うようにこのような型紙を作って角度を合わせて穴を開けていきます。試作品は適当にやったので脚の角度にちょっと差異が生じていましたが、今回はかなり良い精度になりました。




 バーの中央部分にもランタンの支柱を取り付ける穴(Φ5)を開けます。

 

 

 次に新たに必要となるパーツを作っていきます。

 Φ10のアルミ棒をカットし、カット面をヤスリで平面に整え、これにM5のネジ穴を開けます。

 工具は小型のボール盤しかないので下穴を中心かつ垂直にあけるのが難しい。旋盤があれば簡単なのですが。アルミ棒の角度を慎重に確認し、細いサイズのドリルから少しずつサイズを上げていき穴を掘りました。

 

 最後にタップでネジを切って仕上げます。(例によって最初のネジ切りはボール盤のチャックにタップを固定して行うと失敗せず楽にできます。)




 で、これをハンガーに取り付けてスタンドの支柱を付けると完成です。



 なかなか良い具合に出来ました。重いランタンを吊るしても強度の問題は無さそうだし、安定していてバランスを崩して転倒することはまずなさそうです。

 

 ただこれだとランタンが横向きになってしまいます。やはりランタンは正面を向かせたい。支柱は自在に回せるのでランタンを正面に向ける事も出来るけど、そうすると重心バランスが悪くなり転倒の可能性も出てきます。

 

 

 そしたらちょっと閃いたので改良を加えることにしました。

 これも持ち合わせていた端材の15mmの角パイプを85mmほどにカットし、このように加工しました。(途中の加工はあれこれアドリブで結構強引にもやったので省略します。)

 

 

 これ(ブラケットと称します)に上記の10mmのアルミ棒で作ったパーツをネジで固定し、

 

 このブラケットをハンガーラックに取り付けて...

 

 ランタンを吊るす支柱を立てるとこのとおり。
 スタンドの支柱がオフセットすることでランタンの位置がハンガーラックの直上にきて、重心バランスは良好。ちょっと揺すっても安定しています。ブラケットの強度も大丈夫そう。

 

 

 とても満足できるものが出来たと思います。

 今までのランタンスタンドよりも遥かに利便性が高いものが出来ました。土の上でもコンクリートの床でもどこでも使えます。しかもハンガーラックと一体なので一つで二役。

 

 

 これはキャンプで使うのが楽しみです。

 

 (続く)



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