コールマンの「残ガソリン抜き取りポンプ」はなかなかの優れモノで、こりゃガソリンストーブを使うには必須のアイテムだなと思いました。
ただ、初期型の2レバーのモデル400とモデル576、そしてモデル440はタンク内部の構造の関係でホースがタンク底面まで入らないので使用できなかったのが残念。
それとこのポンプは定価が2,750円位で割高感もあります。
その為かGoogleで ”コールマン 残ガソリン抜き取りポンプ” と検索ワードを入力すると”自作”が追加された検索ワード候補が表示され、検索してみると結構自作している方がおられます。
トイレ用品の連結パッキンなるものがうってつけの材料になるようです。
ホームセンターに行ったときに探してみたら同等品が売っていたので、ホース共々購入して私も自作してみる事にしました。
既に本物(という言い方なんですが)は所有しているので、本物では使えなかったモデル400等用の燃料抜き取りポンプを作ります。
用意した材料はこちら。
・ロータンク接続パッキン 666-235
・Φ6の燃料チューブ 1m(実際には50cmで十分です)
・ブッシュゴム K-68
燃料チューブはモデル400のタンクに入るよう"本物”より細いものに。ブッシュゴムはカタナのスクリーンの取り付けに使ったもの。接続パッキンの穴サイズと燃料チューブの外径のギャップを埋めるために使用しました。
(本物と同じものを作るならチューブは外径が8mmか9mmのを使ってブッシュゴムは不要です。)
接続パッキンは耐油性は無いと思いますが、燃料に浸かる訳では無いし、付いた燃料を拭き取って保管すれば問題ないと思います。
組み立てはまず接続パッキンにブッシュゴムをはめ込みます。小さなヘラ(マイナスドライバー等)があれば楽ですけど、無くても何とかなりそうです。
ぴったりハマりました。
これにホースを通せば完成です。ホースを通すのにきつ過ぎずゆる過ぎずの丁度良い塩梅でした。ホースの先端に重し(?)の金属部品は付けなかったですけど無くても大丈夫でしょう。
Φ6のホースならモデル400のタンクにも入りました。440も576もOKでした。
モデル400に少し燃料を入れてテストしてみます。このストーブはしばらく燃焼させていなかったのですけど、最初は少しグズついただけで問題なく燃焼しました。
火力調整もとろ火から強火までバッチリで使いやすい。やはりこの"2レバー"モデルは名機です。
しばしモデル400の試運転をした後、燃料を抜き取ってみました。
バッチシです。しっかり燃料を抜き取れました。残燃料はほぼないと思います。ここまで抜ければ十分です。
因みに、このストーブは前回のテスト燃焼のときの燃料がまだタンクに残っていました。それを含めて燃料は抜き取れたので気分もスッキリです。
因みに費用は500円位でした。接続パッキンと燃料ホースはそれぞれ200~300円。ブッシュゴムは500円(10個)しますけど、これを使わなくていろいろ代替は出来ると思います。
"本物"よりもかなり安価に出来たので、最初から自作しても良かったと思いました。
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