自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

IGコイルの昇圧~AQV-1216Aを付けてみた(その4:検証編)

IGコイルの電圧の昇圧ユニット取り付けのその後です。

2回ものエンストに見舞われてトラブルの疑念が生じた訳ですが,
数日空けた後日,改めて確認しようとカタナを走らせてみました。

エンジンの始動は問題なし。走り出しても特に問題は感じませんが,
エンジンの回転が少し重いような気がします。
(昇圧ユニットを取り付ける前の状態に近い感じです)

10分くらい走った頃,信号待から発進した直後にエンストが発生しました。
エンジンは掛かりましたが,また直ぐにエンストが発生。
今度はなかなかエンジンに火が入りません。
少し間を空けてセルを回したらようやくエンジンが掛かりました。

やはり何かおかしい。

エンジンストップの状況からして電気系の問題であると思われますが,では何が要因か?

プラグ,プラグ・キャップ,プラグ・コード,IGコイル,イグナイター,疑う先はいくつもありますが,やっぱり怪しいのは昇圧ユニットです。

もしかして壊れたのではないか?と,2次側(出力側)の電圧を測ってみると,ちゃんと16V出ています。壊れたわけではなさそうです。

出来ることなら,走っている状態で昇圧ユニットの出力電圧や,バッテリーの電圧値/電流値等を計測・記録して調べたいところなのですが,今持っている道具類ではとても無理なので,推測で原因を探るしかありません。


改めてエンストの状況を振り返ると,いづれも信号待ちからのスタートや徐行状態のエンジン回転が低い状態に発生しています。つまり,発電量が少ない状態で事象が発生しています。

となると,もしかすると発電能力の不足(低下)か、バッテリーの劣化等が要因ではあるまいか?

昇圧ユニットへの電気の供給が追い付かなくなるときがあり、IGコイルにかかる電圧がドロップしているのではないか?
それでプラグのスパークが途切れ、エンジンが止まってしまうのではないか?

そんな事を考えながら、とりあえずバッテリーを下ろしてみました。

すると,6つのセルのうち真ん中2つのセルの電解液が基準よりかなり下回っていました。

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※分かり難いのですが、真ん中2つのセルの電解液が“LOWER LEVEL”よりずっと下のレベルになっています。


これがどの程度の性能低下に繋がるのか分かりませんが,バッテリーの容量が低下していたのは確かでしょう。

とりあえずは補充液を足して充電をしておきます。

その間,別のバッテリーに積み替えて確認を続けます。
(訳あってバッテリーを2個持っているのです)

エンジンを掛けてバッテリーに加わる電圧を確認すると最大で14.5Vくらい。アイドリングでも13V弱で,電圧値としては丁度良く,発電系は問題なさそうです。

実走行してみた感じでも調子は良く,エンスト問題が起こる前と同じようにエンジンは軽快に回ります。

やはりバッテリーの問題なのでしょうか?

まだ結論は出せませんが、これで暫く様子を見てみようと思います。