自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です (【当ブログはアフィリエイト広告を利用しています】)

ブレーキのエア噛みだと思っていたのに実は意外な原因が

 桜の咲きっぷりが見事です。

 私の住んでいるところは割と桜が多いようで、あちこちで桜の花が楽しめます。

 こちらは先日の土曜日に撮った桜です。

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 特に桜の名所というわけではありませんが、とても壮観な眺めであります。

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 しかし、この後だんだんと天気は崩れていき、翌日曜日は雨に降られたりして生憎の天気となりました。時間が空いたら改めてゆっくり桜を見にいこうと思っていたのに残念です。

 大体、桜が満開になった頃って天気が悪いことが多いような気がします。

 咲き始めの頃は暖かい日が続き、「よし!今度の週末は花見をやろう」なんて盛り上がったりするものなのですが、当日になってみると空は曇天、気温も急降下。
 ブルブル震えながらビールを飲んだという思い出ばかりのような気がします。


 桜の話はこの辺にしておいて、本題に移ります。

 今回はちょっとした失敗談を恥を忍んで書こうと思います。もちろんバイクいじりについてです。

 勘違いと思い込みによるサンデーメカニックの迷走とドタバタ、無駄に時間と手間を費やしてしまった話であります。

 

まだブレーキのエア抜き不足?

 カタナは懸案だった箇所の整備も終わり、今年はバイク弄りより乗ることに専念ができる、つまりバイク本来の楽しみ方ができると思っていました。
 しかし、そういう平和な時間は続かず、早くも次の課題が出現してきました。


 キャリパーのOHが終わったブレーキなのですが、妙な症状に気が付きました。

 バイクを止めている状態でハンドルを左右に何度か切っていると、ブレーキレバーのストロークがやたらと深くなってしまうのです。
 レバーを握るとスコンと手ごたえが無く、エアがどこか(ブレーキホースやキャリパーやマスターのどこか)に入っているような感じです。

 でも、2~3回ブレーキレバーを握ると通常の状態に戻るし、それ以外は走行中も含めて異常は感じられません。ブレーキの効き具合やレバーを握った感触ではエア噛みは無いように思います。実際エア抜きしてみても、エアは出てきません。

いったい何なのか?考えてもさっぱり原因が分かりません。


ホイールのガタつきでこんな症状が出るとは

 そんなときのある日曜日、ふと閃いて “ブレーキ エア噛みのような事象” でネットで検索してみました。

 すると、様々な情報が出てきました。興味深い事象がたくさんあります。四輪も含めてですが、ブレーキは原因が判りにくいトラブルが多いようです。

 その中のあるQ&Aのサイトで、目を引く事象が書かれていました。

 “バイクのハンドルを左右に切っているとブレーキレバーのストロークが大きくなる”、というもので、まさに私のカタナと同じ症状。

 で、気になる原因は何か?

 それは、フロントのアクスル・シャフトの締め付け不足と、ホイールベアリングのガタつきが原因だった、とのこと。


 なるほど!そういうことか!

 

 つまり、ベアリングのガタ付き等により、そこを中心にホイールもごく僅かにガタつきます。

 通常は殆ど問題にならないのでしょうが、バイクを止めた状態でハンドルを左右に切ると、タイヤは地面に押し付けられた状態なので、ガタの分だけごく僅かですがタイヤ/ホイールがフロント・フォークに対して動いてしまいます。

 という事は、フロント・フォークに取り付けらているブレーキ・キャリパーの中でブレーキ・ディスクが左右に動くわけで、ブレーキのピストンを押し戻していたのです。

 レバーを握ったときのブレーキピストンの移動量って実はごく僅か。コンマ数ミリといったところでしょう。それで、ハンドルを切った後にブレーキレバーを握ると、押し戻されたピストンを押し出すためにレバーを握るストロークが大きくなる、ということです。

 目から鱗の気分でした。

 

 となると...

 アクスルシャフトはちゃんと締め付けており、これ以上締め付けるとホイールがスムーズに回転しなくなってしまいます。

 やはりベアリングに原因があると考えるべきでしょう。直ぐにでもバイクをジャッキアップして確認してみたいところですが、その時外は生憎の雨。確認するのはちょっと無理。

 でも、このホイールはかなりボロボロの中古品を入手したもので、ベアリングははまだ交換していません。さすがにもう寿命と考えるべきでしょう。

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 何しろ、ブレーキングの時などフロントタイヤにはとても大きな荷重がかかるのですから、ベアリングの負荷は大変なものと考えられます。

 いままでベアリングの交換を先送りしていたのは、自分に交換のノウハウがなくて敷居が高く感じていたから。

 しかし、もう先送りはできません。一刻も早くベアリングを交換しなければ!!


 実はこの確認もせずに“ベアリングがダメだ”と判断したのが第一の誤った思い込みで、後の作業の迷走に繋がって行きます。

 ともかく、こうしてベアリング交換という大工事(自分にとっては)を行うこととなりました。


 次に続きます。