先週は桜が満開でした。毎年のことですが満開の桜並木は壮観です。
しかし、週末にかけて天気が悪くなり、強風でかなり花びらが散ってしまいました。勿体無い。折角の週末も気温は低めでお花見には生憎の天気でした。(これも毎年のことのような気がします。)
この時期は桜以外にもいろいろな花が見事に咲きます。
これは梨の花。満開時は桜に負けず劣らず綺麗で物凄く壮観です。ただ花が咲いている期間は桜よりもちょっと短いです。この写真でも盛りは少し過ぎているのです。
さて、フロントアクスルシャフトを20Φ化するにあたって、まず解決しなければならない事はホイール側のアクスル径の変更です。
88年式GSX-R1100(GU74)のフロント・ホイールのアクスルシャフト径は17Φ。これを20Φにしなければなりません。
ホイールそのものの方はベアリングの変更で簡単に済みそうですが、問題となるのがメーターギアです。
▲これはメーターギアの裏側です。この白い部分がホイールに噛み合わさってクルクルと回り、スピードメーターに速度を伝えます。
▲メーターギアとスピードメーターはケーブルで繋げます。メーターギアでケーブルの中の芯が回され、その回転でスピードメーターの針を動かしています。
加工して穴径を20Φに拡大するか、他のギアを使うか、です。
手っ取り早いのは、フォークと同じ89年式GSX-R(GV73A)のメーターギアを使うこと。(そう考えてヤフオクで入手したのです)
ただし、それに適合するホイールは17インチサイズ。
仮にメーターギアが上手く組み合わさったとしてもタイヤの外径が違う(18インチ)ので、スピードメーターの速度表示のよりも実際の速度の方が大きくなってしまうはず。
もし18インチホイールに17インチ用のメーターギアをつけたらどのくらいの誤差になるのだろう?そう考えて計算してみました。
<ブリジストン BT023というタイヤの場合>
- 120/70-R17の径は601mm。(外周は約1896.56mm)
- 110/80-R18の径は635mm。(外周は約1978.20mm)
17インチタイヤでのメーター読みと実速度が一致しているという前提でいうと、
メーター読みに対し実速度は1.0565724倍になるはず。つまりメーターが
- 40km/hを指しているとき、実速度は42.262896km/h
- 60km/hを指しているとき、実速度は63.394344km/h
- 80km/hを指しているとき、実速度は84.525792km/h
- 100km/hを指しているとき、実速度は105.65724km/h
となります。
タイヤの直径はメーカーやモデルによって多少異なるし、摩耗だって当然影響するので、あくまでも目安です。
因みに、市販車はメーター表示が実速度より大きく表示する方向、つまり安全な方向に誤差がでるようにしているらしいです。
国土交通省の自動車の保安基準のデータを見てみると、
第五十四条二 速度計の指度の誤差は、平坦な舗装路面で速度三十五キロメートル毎時以上(最高速度が三十五キロメートル毎時未満の自動車にあっては、その最高速度)において、正十五パーセント、負十パーセント以下であること
とのこと。
保安基準はこちら↓
自動車:道路運送車両の保安基準(H27.3.31 現在) - 国土交通省
なので、多分、誤差範囲内には収まるのでないかと思われます。
ついでにもう少し細かく書くと、二輪車と四輪車で誤差の範囲の基準が少し違うし、平成18年12月31日の製作日(クルマやバイクの)を境にまた適応される基準が変わるようです。
しかし、どうも役所の書類というのは読みづらいし判り難い。
スピードメーター関係の規格としては、第46条の「速度計等」というのがそれに当たるはずで、関連条項として70条、148条、226条、54条、88条が挙げられています。
そして、複数の条項(148条、226条、54条、88条)で速度計の誤差範囲に関する記述があるのですが、範囲が微妙に違っているようにみえるのです。
一体どう読み取ればよいのか....54条が一番優先度が高そうですが。
何度読んでも関連が分かりませんでした。興味がある方は一読してみてください。
すっかり長くなってしまったので、今日はこの辺で。