もう1か月以上前の作業ですが、前からの取り組みだったフロントアクスルの20Φイヒの最終作業を行いました。
フロントアクスル20Φ化計画 - 自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~
フロントアクスル20Φ化計画~速度表示の誤差範囲が判り難い件 - 自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~
フロントアクスル20Φ化計画~やっぱりそう簡単ではなかった - 自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~
フロントアクスル20Φ化計画~次なる策 - 自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~
とは言ってもパーツの加工を除けば大した作業ではなく、ホイールのベアリングを内径20Φのものに付け替え、GV73本来のアクスルシヤフトでホイールを固定するだけです。
メーターギアは加工済み。ベアリングも購入済み。あと用意しなければならないのが、ホイールのベアリング間にいれるディスタンスカラーです。
これはホームセンターで良さそうな素材を見つけていました。配管のニップルで内径は21mm、外径が28mmとちょうど良いサイズ。これを長さをあわせてカットしてカラーとして使います。
▲上が両側を切り落としたニップル。下はノーマルのカラー。長さが76mm、外径が24㎜、内径が18mmです。
パーツの準備は整いました。
バイクからフロント・ホイールを外し作業開始です。
メーターギアの形状違いというドタバタはあったものの、後はベアリングを付け替えるだけでササッと作業は進むはずだったのですが、またしても問題が発生しました。
自作したディスタンスカラーを入れようとしたら何故か途中までしか入らない。
何故??良く見てみると、ホイールの中心部がすぼまっています。
どうやら外径27~26mmくらいじゃないと入らない模様。これは困った。
ともかくカラーを作り直さねばなりません。材料を求めて急遽ホームセンターに向かいました。
しかしそう都合のよいものは無し。あちこちの商品棚をみてまわり、外径25mm、内径22mmのステンレスパイプは見つけましたが加工が大変そう。他に何かないか?とダメ元で店員さんに訊いてみたら、同じ太さの建材用のパイプがあると教えてくれました。
いわゆる鉄パイプ。長さは2mもありますが、価格は500円程と安価なのでこれを使うことにしました。
ついでにカットもお願いすることにしました。76mmという短さで引き受けてくれるのかな?とも思いましたが快く受けてくれました。
余談ですが、私は“鉄パイプ”というと暴走族や過激派のデモ隊が振り回す物騒な得物のイメージが強いです。なので“鉄パイプ”という言葉を発したり書いたりするとなんだか後ろめたい気分になってしまいます。
奥の工作室から響いていたパイプを切断する音が止み、店員さんが「お待たせしました!」とやってきました。手にはほぼ半分の長さに切られたパイプが。「76センチですよね」とメジャーで確認してみせようとします。
やはりミリとセンチを勘違いしていました。改めて76mmにカットしてもらいました。因みに家に戻ってからノギスで長さを確認したらほぼピッタリの長さ。良い仕事をしてくれました。
▲上が鉄パイプがベースのカラー。
早速ホイールに新しいディスタンスカラーをセットしてベアリングも組み込みます。
▲鉄パイプなので肉厚が歪ですが、まぁ良いでしょう。
あとは組み上がったホイールをバイクに装着して終わり。割とあっけなく組み上がりました。
ディスタンスカラーの問題が無ければ平穏無事にサクッと終わった作業でした。
アクスル径が20Φになったからといっても走りの違いは分からないのですが、構造的にはより良い方向にバイクをカスタムできたと満足しています。
...鉄パイプの余りはどうしようかな。
2017.8.26 訂正
ディスタンスカラーの長さが記事途中から"71mm"と誤って記載していました。
"76mm"が正しいです。