先日の日曜日、カタナに乗ってぶらりと葛西臨海公園に行ってきました。
例のマグロが次々と死んで全滅してしまい、話題になった水族館があるところです。
ここは東京湾の埋立地の公園。横浜/川崎方面からのアクセスは首都高速道路を利用するのが一般的のよう。でも一般道でも行けない事はなさそう。確かレインボーブリッジには“下道”があるはず。
何となく首都高を使う気分では無かったので、下道で行ってみる事にしました。
レインボーブリッジは首都高速道路の一部というイメージが強いのですが、この橋は上下2段構造となっていて、上が首都高速、下が一般道になっております。
▲後ろに写っているのがレインボーブリッジ。2階構造になっているのが分かるでしょうか?
ということで、国道15号を都心に向かい、JR田町駅付近からレインボーブリッジに入り、台場、有明方面へ渡りました。
この日はクルマの数も少な目で、東京湾上の景色をチラチラと眺めながら気持ちよく通過できました。なかなか良い眺めでした。
そして、歩道を歩いている人の姿も結構目につきました。この橋は歩道も併設されていて、歩いて渡ることも出来ます。景色を楽しみながら歩いて渡るのも楽しそうです。
話は逸れますが、どうも私は首都高というのが苦手です。環状線にたくさんの路線が入り混じっているのでいつも混乱してしまいます。走る機会が少ないせいもあり、なかなか苦手意識を払拭できないです。
昔、会社の寮に入っていた頃、あちこちの地方出身者が集まっていたのですが、首都高にすぐに馴染んだ者と馴染めない者がはっきり分かれ、こういうことにも向き不向きがあるんだな、と思った事があります。
この同期入社の寮生で、筋金入りの方向音痴の男がいた事を思い出しました。
RGV250γに乗っていた九州は熊本出身の彼が夏休みにバイクで帰省しようとしたときの事。
寮があった横浜から東名高速で西に向かうつもりで出発した彼は、どういう訳か首都高に入ってしまったそうです。そして猛然と東北方面に向かって突進していった、とのこと。しばらく走ってようやく間違いに気が付いたそうですが、この事は暫く会社の中で話題になっていました。
なぜこの恥ずかしい事実が知れ渡ったかというと、このときの帰省には同じ熊本出身の新人寮生が、僕も一緒に連れて行ってください、とバイクで同行していたのです。
方向音痴の先輩とは逆に、この後輩は道を憶えるのが早く、既に周辺の道に精通していて、出発直後から一体何処に向かうのだろう?と不思議に思っていたそうです。
方向音痴というのは育った場所とかと関係なく、個人の資質によるようです。
さて、葛西臨海公園ですが... この日は春らしい好天で、しかも渋滞にもあわず、スムーズに臨海公園に到着できました。
うれしいことにバイクの駐車料金は無料。そのせいか沢山のバイクが来ていました。
公園は大勢の人で賑わっていましたが、きれいに整備されていて気持ちの良いところ。海も眺められるし、休日にのんびり過ごすにはちょうど良さそうです。
折角ここまできたのだから水族館(ここでは水族園というらしいです)に寄って行くことにします。入場料は700円と他の水族館と比べると大分安いです。
ただ、安い分、規模はそんなに大きくは無いです。入場者も結構いたので落ち着いて魚を眺めることが出来なかったのがちょっと残念でした。
でも、バイクのショートツーリングでやって来て寄って行くにはちょうど良い規模。2時間もあれば一通り見ることが出来ます。
▲本来なら鮪の群れが回遊していたのでしょうが...
帰り道も渋滞には出くわす事は無く、気持ちよく走る事が出来ました。
ところでカタナの方ですが、ある程度の距離を走るのは今年で2回目。
冬のオフシーズンのブランクで鈍った運転感覚をまだ取り戻せないというか、しっくりこないですね。気温(路面温度)とかの関係もあるのかもしれないけれど、コーナーでの安定感がちょっと稀薄に感じます。
どうもリアが腰高に感じてしっくりこない。それでリア・サスペンションの車高調整機構をいじって少し車高を低くしてみました。
とはいっても、殆ど車高は下げきっていたので1.5回転分くらいしか下げられませんでした。
これでは対して変化はないかな?と思いましたが、走ってみると意外なくらい変化が。
前後の車高バランスがニュートラルになった感じで大分乗り易くなりました。反面、旋回性が少し落ちたかな、というふうにも感じます。
何とも微妙なものですが、このように好みの乗り味を探すのもまた面白いです。