先週はバイクのメンテといいますか、トラブル対応に終始しました。
エンジン不調の原因が分って対処した翌日曜日。この日も温かい良い天気で絶好のバイク日和。これはどこかに出かけなくては。
カタナのエンジンは絶好調。力強く滑らかに回り走っていてとても楽しい。やはり負圧ホースの亀裂が原因だったんだなぁ。
ところが...暫くして電圧が12Vまで落ちているのに気が付きました。さっきまでは13V台後半だったのに。今シーズン春のトラブルが思い出されます。
あの時はコネクターの端子の接触不良で片付けていたけれど、実は夏にも同様の事象が発生していたし、こうも頻発するということは別の問題と思われます。
この日も直ぐに家に引換す事となりました。
とりあえずレギュレートレクチファイアと車体ハーネスの結ぶコネクターを抜き差ししてエンジンをかけてみると直ぐに電圧計は13V台半ば表示しました。レギュレートレクチファイアの不具合では無さそう。
となるとやはり配線のどこかに問題がありそうです。
テスターでハーネス側のコードの導通チェックをしてみると、12Vラインのコードがどうも怪しい。テスターを当てながらコードを動かすと導通が途切れる時があります。
よく見ると妙な具合に折れ曲がっている箇所が。どうもここで断線しかけているようです。
出来ることならこのコードをハーネスの根元から取り替えたいのですが、ちょっと大変そう。とりあえずの措置として断線箇所の補修をすることにしました。
コードの被覆を剥いてみると、。。
完全には断線していませんでした。これなら導通が切れることは無さそうですが、一本一本の導線の表面は酸化が進んでいるように見えます。導線が束になって一本のコードになっているのですが導線同士の導通が悪くなっていそうです。
電気は端子に接している外側の導線が切れてコードとしての導通不良になっているのかもしれません。
とりあえずこの箇所を半田で固めて....
被覆の外は収縮チューブを二重で保護しておきました。
しかし....何でこのようにコードが折れ曲がってしまったのか?
これはコネクターを収めるスペースが足りなくて無理な配置で押し込んでいたためのです。
元々はスペースの余裕はあったのですが、リミッターカットのユニットを追加した為狭くなってしまったのです。*1
長年のストレスで断線が進んだのでしょう。
この際だからリミッターの場所を変えてハーネスに負担がかからないようにしよう。
エアフィルター・ボックスと干渉しない位置ということで、ここに両面テープで固定しました。(リアブレーキのリザーバ・タンクの裏の辺りです。)
意外な要因で意外な箇所で発生したトラブルでした。
*1:これはスピードのリミッターを解除する為ではなく、2500~3000回転で発生する酷いトルクの谷を解消する為なのです。