自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

2023北海道ツーリングの総括②

 北海道ツーリングの総括の続きです。個人的に気になった事、思った事を書き連ねていきます。

 

 

 

ツーリングギア

 まずはツーリングの直前に衝動買いしたポンプバッグ。ポンプとしての用途だけではなく防水バッグとしても使えます。生地も厚くかなりしっかりした造りになっているのが気に入りました。(以前からあったモンベルのポンプバッグは生地が薄く巾着みたいな感じでした)。このバッグには絶対に濡らしたくないダウンのシュラフを収納していました。こういったデュアルユースが出来たので満足度は高かったです。

 

 そして荷物の容積を減らしたくて導入したマリンシューズ。そのコンパクトさは圧倒的で、バッグの中の余裕がかなりできました。旅にはピッタリ。ただしソールが薄いので長い距離を歩くのには向いていないで用途の割り切りが必要です。インソールを良いものに替えたら歩き心地も多少改善するかもしれません。

 

 一番うれしかったのがヘリノックスチェアの脚キャップ交換で沈下防止の効果があったこと。キャンプツーリングに限らず、キャンプのときに脚が地面に沈み込むのに悩まされていたヘリノックスチェアですが(座っているうちに椅子が傾くのは結構鬱陶しいです)、柔らかい芝のサイトでも脚が地面に沈むことは無し。安心して座っていられました。これは本当に良かったです。

 

 あと、どうでもよい事なのですが、Ogawaのテント「ステイシーST」は大人気でどこでも見かけました。特に別海のキャンプ場では8張もいました(あまりに沢山張られていたので数えました)。自分が愛用しているテントが広く支持されているんだなぁとちょっと嬉しかったです。

 

カメラで思った事

 カメラは長らくNikonCOOLPIX P7800を使っております。ファインダー(EVF)付きで撮影もオートモードから絞りやシャッター速度を設定できるマニュアルモードまで備えて凝った撮影もできて気に入っているカメラです。今までのツーリングの写真を撮ってきた頼りになるカメラです。

 が、今回はかなり陳腐化を感じました。iPhone12の方がカメラの起動は速いし夜景もきれいに撮れるし、圧倒的に使い勝手が良いのです。これは昨年のツーリングでも実感して愕然としました。以前はスマホでの撮影は補助的な役割だったのに完全に逆転しました。

 まぁP7800が発売されたのが丁度10年前なので仕方ないのですが、ちょっと寂しく感じました。

 
環境とバイク

 カタナの点火系はウオタニのSP2に換えており、点火タイミングを変更する事が出来ます。点火タイミングを少し進角/遅角させるとノーマルよりもモリモリとパワーが出てきて面白いです。

 ところが、北海道で何となく点火タイミングを変えて走ってみたら、意外な事にノーマルの点火タイミングに落ち着きました。スロットルを開けた分だけ素直に出てくる派手さの無いパワー特性が心地良くて疲れないというか。

 普段走っている道よりも信号が少ない、真っ直ぐな道路が多くて加減速する事が少ない(スロットルの開閉幅が少ない)と、普段走る道志みちや宮ヶ瀬とは真逆な環境なわけで。そうなると好ましく感じるパワー特性も違うんだなと思いました。(特にツーリングでは)

 米国と欧州で作られるクルマやモーターサイクルの方向性が異なるのもなるほどなぁと思いました。アメリカンタイプのバイクにもちょっと興味が出ました。

 

子供の顔つき

 帰りのフェリーの中でですが、乗客、特に家族連れで乗船している40代くらいのお父さんの顔つきが無防備というか無邪気な感じにみえました。で、その表情が一緒にいる小中学生くらいの息子さんと同じでした。他の家族連れのお父さんもそんな感じ。心は子供時代に戻っているのかも。

 往路のフェリーではそんな風には感じなかったのですが。多分、楽しい旅行だったのでしょう。

 

ツーリストのことば

 ツーリング中に他のライダーと話す事は、どこから来たのか?どこを走って来たのか?どこに行くのか?ってことが中心で、これだけでかなり会話は膨らみます。これに互いのバイクの話しが加わってしまうともうエンドレス。旅だと皆饒舌になるようです。

 で、そこからたまに自分の身の上話を語りだす人もいたりしました。

 そして特に自分と同年代位の人からは、こののツーリングに人生のリセット/リスタートのような、何か一歩踏み出そう、というような気持ちを感じる事がありました。そしてそういうのは何となく分かるなぁと。

 今迄のツーリングではこういった事は無かったと思うのですが、去年あたりからこんな風に感じたことが何回かありました。

 そういう年代になったのかなぁと思いました。

 

一番良かったところ

 最後に今年の北海道ツーリングの一番を挙げたいと思います。

 今回も行って良かったところ、走って楽しかったところ、いろいろありました。

 早朝の小樽から日本海沿いのオロロンラインは相変わらず素晴らしかったし、クッチャロ湖(浜頓別)から音威子府への道は大きなコーナーが連続していて走るのがとても楽しかった。開陽台に向かう道道885~150号はこれぞ北海道といえるような道でした。

 それら中から今年の一番を選ぶとすると、久しぶりに訪れたという事もありますが根室ですね。

 根室半島を反時計回りに走ったのですが、左手に広大な原野を見ながらの走りは最高でした。この景色は北海道の中でもかなり素晴らしい景色だと思っています。美味しい「エスカロップ」を食べられたのもポイントアップです。

 因みに食の一番は帯広で食べた豚丼(「はなとかち」)です。

 

 

 

 以上、2023年の北海道ツーリングの記憶でした。