自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

Model400 PEAK1ストーブのレストア~下準備

 まずはレストアを行うModel400のタンクの状態から。

 私の手元に来たときはこのような状態でした。

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 刷毛で塗ったらしい濃い緑色のペンキ?のようなものが分厚くベットリと塗られていました。

 ナイフやマイナスドライバーの刃先で塗装を削っていくとパリパリと剥がれてきたので、どんどん剥がしていくと、このような状態になりました。

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f:id:sword749:20150719121035j:plain▲シールも剥がさずその上から塗っていました。

 


 タンクの底は元の塗装がかなり傷んでいたようで、緑の塗装を剥がしたら地金が出てきました。

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 多分、あちこちの塗装の痛みが出てきたので塗装をすることにしたのでしょう。

 


 このような状態なので、完全な塗り直しを行います。

 



 まずは、タンク底の脚を外します。

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 ピンのカシメ部分をニッパーを使って起こして抜き取ります。ピンの再利用は無理だと思うので、カシメ部分を切り落とすような感じでやりました。

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 続いて塗装の剥離です。

 出来るだけシールを剥がして、刷毛で剥離剤を塗りたくってオリジナルの塗装もろとも剥離します。

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 剥離剤を塗るとすぐにこのような状態となりました。

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 10分程放置してからドロドロに浮き上った塗装をヘラでこすり落とし、残りをティッシュペーパーで拭き取り、最後は水で剥離剤を洗い流します。

 

 

 今回はホームセンターで買ってきた薄緑色のトロリとした剥離剤を使いました(ずいぶん前に使ったものの余りなので、メーカー名や品名は不明です)が、こんなものも剥離剤として利用できます。

 


 これを塗装面に吹き付けると塗装がシワシワになって浮き上ってきてきれいに剥がすことができます。かなり強力です。


 塗装が剥がれたタンクをよく見てみると、凹んでいる部分があることに気が付きました。

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 かなりハードに使われていたのでしょう。でもそれ以外は問題は無さそう。


 今回の作業は“金も時間をかけず、ササッと仕上げる”つもりなので、凹み部分はそのままにしておきました。


 この段階で“脚”を仮組して脚の開き具合の調整を行います。元々脚を留めていたピンは使用不能なのでM3の長さ15mmのビスで代用することにしました。

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 3本のうちの一つがちょっと大きく開いているようです。

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 脚の付け根部分に薄い板(缶ビールの缶から切り出したものを使いました)を接着剤で張り付けて調整します。

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 一枚貼り付けてみたところ、ちょうど良い感じになりました。

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 次は塗装に移ります。