晴天の下、フェリーの甲板で缶ビールと缶チューハイを3本飲み、心地良い酔いを感じながら洋上を眺めているのは自分にとって至福の時間です。
何もやる必要は無くて、やる事といったらビールを飲んで、お気に入りの音楽を聴き、お気に入りの本を拾い読みするくらい。
飽きたら大海原を眺め、気が向いたらフェリーのミニシアターで上映される映画を観て、あとは風呂に入ったり食事をしたり。
一年で最もまったり、のんびり。心おきなくリラックスできる時間です。
この時間を過ごしたくて新潟→小樽のフェリーに乗っているようなもの。ツーリングに行くためにフェリーに乗っているのか、フェリーに乗りたくてツーリングに行くのか良く分からないくらいです。
▲ぼーっと海を眺めるのが何ともいい気分。
新潟に向かう道中は順調そのもの。今までのようなマシントラブルや燃料給油のタイミングミスもなく、体調も良好、天気も良くていうことなし。
心平穏に新潟まで走ってこられたのは久しぶりです。
▲奥の人はサンダルを忘れたのかな。足元がライダーです!と雄弁にかたっています。
夕方にはまずまず綺麗な夕陽をみれました。水平線上に少し低い雲があったのが残念でしたが。
いつものように晩御飯も美味しく頂きました。豪華というほどではないけれど、カフェテリア方式で食べたい料理を選ぶというのは楽しいものです。
▲夕食はホッケと鮭のフライ、鶏のから揚げとボリュームたっぷり。魚のフライはちょっと火が通り過ぎていたのが残念でしたが、から揚げはふっくらジューシー。お腹一杯、美味しく頂きました。
夕食を食べ終わろうかというタイミングで、もうすぐ苫小牧から新潟に向かう姉妹船の「ゆうかり」とすれ違う、とのアナウンス。
デッキに出ると真っ暗闇のなか、煌びやかな光を放つ船が近づいてきて、あっという間に遠ざかっていきました。実に幻想的。
今日は風もなく穏やかなので、「ゆうかり」とすれ違った後も沢山の人が外のデッキでくつろいでいました。夜の海風(潮風)も気持ち良いです。
夜の部の映画を途中まで観て(全部観ていたら寝るのが遅くなるので)、もう一度風呂にさっと入ってベッドへ。
とても気持ちの良い一日でした。