自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

2018 北海道ツーリング ~ 3日目(猿払公園キャンプ場)

 いつも寄る道の駅「富士見ヶ丘公園」で休憩。時計を見るともう13時過ぎ。漠然と考えていた予定よりも1時間以上遅れている。キャンプ場を出発した時刻と途中寄り道も結構しているのでまぁ仕方無い。

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 ソフトクリームを食ベオートバイのところに戻ると、カタナをしげしげと眺めていた隣のハーレーのライダーから「自分もカタナに乗っていたんですよ。やっぱりカタナはいいですね」と話しかけられる。やはりカタナは良いんだなぁ。

 これからどちらに向かうのですか?と訊くと札幌です、とサラリと言う。

 えっ!これからだと結構な激走になりますね、と言うとリアシートに座る奥さんが「いつもこうなるよね」と笑っていた。二人とも結構なベテランのようである。

 

 道の駅を出て暫く走るとの道道106号線に入る。何度来てもサロベツ原野横の海岸を一直線に伸びているこの道は格別。

 風力発電の風車が並んでいるオトンルイ風力発電所辺りでオートバイを止めて風景を眺めていると、私の後ろにクルマ(滋賀ナンバーのCX-5)を止めたドライバーが「最高(の風景)ですね...」と感嘆した声で言ってくる。初めて北海道に来たそうで、これから宗谷丘陵やエサヌカ線も走るんです、と嬉しそうに話していた。

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雲の中から利尻富士が見えます

 

 時間は大分押しているのだけど、久しぶりにサロベツ湿原センターに寄ってみたくなり、右折して道道444号に入る。でもちょっと道の雰囲気が違う。道を間違えたようだ。(おそらく道道972号線だと思う)

 でもサロベツ原野の真ん中を通る道だったので、良い景色を眺めることが出来ました。

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 一旦道道106号線に戻って北に向かって走り...

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”N”のモニュメントの後方に微かに利尻島が見えます。

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にょきにょき沢山生えているのは「エゾニュウ」というもののようです。

 

 改めて道道444号に入ってサロベツ湿原センターに向かう。 

 途中、短い区間だったが工事中の砂利の箇所があった。十分に減速したつもりだったが思いの外砂利が深くてハンドルコントロールを失いかけ、転倒するかもと久々に肝を冷やす。

 ネイチャーセンターは相変わらず人が少なく閑静。ゆっくり湿原の遊歩道を散策したいところだが時間が無いので、ああ懐かしいなと思い出に軽く浸って早々に後にする。実に忙しない。

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 再び道道106号に戻り、延々と続く一直線の道路を稚内に向かって走る。

 延々と走ってようやく稚内に到着。時間が押しているので稚内の街を見て回るのはパスして、テントに塗る防水剤のスプレーを買うためホームセンターに向かう。確かこの辺にホーマック(ホームセンター)があったはず、と数年前のツーリングの記憶を頼りに走ると見事到着。

 買い物をして直ぐに宗谷岬方面に向かうが、大分気温が低い上に風が強くてかなり寒い。

 宗谷丘陵に上がる吹きさらしなのでさらに寒い。オートバイやクルマの姿も殆ど見当たらない。寒くて風景を堪能するどころではないので写真を何枚か撮って岬のほうに降りる。

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 残念な天候ではあるけれど宗谷岬は観光客で大賑わい。モニュメントの前での記念撮影の順番待ちの行列ができています。

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 でも、曇天だとどうしても魅力は半減してしまう。寒いしトイレにばかり行きたくなる。もう行くか、と宗谷岬も早々に出発する。どうも消化不良の感じが続く。

 

 今日のキャンプ地はクッチャロ湖と考えていたけれどこの時間だとちょつと厳しい。エサヌカ線にも寄らずに走れば明るさが残るうちに着けるかもしれないけど、それだとつまらない。手前の猿払公園でキャンプして翌朝宗谷丘陵とかを廻り直した方が良いかもしれない。

 交通量の少ない国道を早いペースで走る地元ナンバーのクルマに付いて走ったので結構早く猿払の街に入る。

 キャンプの食材を買うため目に付いたセイコーマートに入る。小さい駐車場はクルマやオートバイで一杯。ずいぶん混んでいるなぁ、と思っていたら前方から赤/灰のニンジヤがやって来た。お、またニンジャか...と思っていたら店内で「もしかしてブログを書かれていませんか?Northfoxさんでしょうか?」と声を掛けられる。

 何とFinal-gpzさん。まさかこんなところで遭遇するとは。しかもFinal-gpzさんは猿払公園にキャンプを張って買い出しに来たとのこと。ならば一緒にジンギスカンでも食べましょう。

 

 猿払公園キャンプ場は今迄で一番の賑わいと思う程の沢山のオートバイで賑わっていました。風もそれ程強くなくまずまずのコンディション。

 Final-gpzさん(以降はYZさんと書きます)のテントの横にテントを張り、飯の前に先に風呂入っちゃいましょう、と道の駅のホテルの温泉に行く。


 風呂から上がって缶ビールで乾杯し(今日もお酒を飲みます)、ジンギスカンを食べる。

 いろいろ話をすると、

 YZさんは私と同じく阪神ファンであり、同い年である事が判明。

 オートバイはニンジャ(フルカスタム)の他にカタナも所有しているとのこと。

 そして今までキャンプはやった事が無く今回が初北海道ツーリング&初キャンプであり、装備は何と私のブログを参考にして用意したという。
 (翌朝、ブログ記事をプリントアウトしたものを見せてくれました)

 テントもブログを見て小川キャンパルのSTACYを選んだそう。

 マニアックな事を好き勝手に書いていたので嬉しい反面恥ずかしいやら。

 でも、(今までブログに書いていた)北海道に渡るフェリーの船旅の楽しさはよく分かりましたと言ってくれ嬉しく思う。

 そういえば2016年のツーリングの苫小牧港でお会いしたBMW乗りのYJさんもそんな事を言っていたなぁ。YJさんは今年はツーリングしているのだろうか。

 

 初対面でありながら話は尽きなかったが、夜も更け寒くなってきたので就寝。

 

【本日の走行距離:282.3km】