自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

2018 北海道ツーリング ~ 4日目(稚内の防波堤ドーム)

 宗谷を十分に堪能したので稚内市街に向かいます。早いとこストーブを入手しておきたい。ストーブが無いとキャンプの食事が作れないし、お茶やコーヒーを淹れることもできないので。

 途中、国道沿いにチェーン店では無い、その土地ローカルのホームセンターを見かけたのでUターンして寄ってみる。重い荷物を積んだオートバイにもすっかり慣れて体の一部のように感じます。

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 残念ながら欲しいタイプのストーブは売っていなかったけれど、ランタンのマントルが売っていました。ビニールのパッケージが大分色褪せていたので、もう相当長い間陳列されていたのでしょう。予備のマントルは持って来ていたけれど、旅の記念にと購入。

 

 結局、昨日買い物したホーマックに行く。ツーリングの途中で同じところに立ち寄るのは何か無駄な事をしている気がするけど仕方ない。

 ここには目当てのストーブが売っていました。ホームセンターでよく見かけるCAPTAIN STAGのガス・ストーブ。そこそこコンパクトでしかも安い。一個買っておこうか、と何度か思ったことがある品です。

 

  ガスカートリッジも一緒に購入。これで一安心。

 ホームセンターのオートバイ駐車場(店の入り口のすぐ傍に)で買い物を仕舞っていたら、店から出てきた爺様が「大きなバイクだなぁ、スズキかい?東京からコレで来たのかい?」と話しかけてきた。エンジンは1,100ccですよ、と答えるとそんなに大きいのかい!と驚いていた。今はもっと大きなオートバイがゴロゴロあるんですよ。

 爺様は「この辺りは鹿が出るから気を付けな。俺の家はこの近くなんだけど、玄関先に鹿が出るんだよ。鹿が道路を横切ったときは何頭も続いてくるから気をつけるんだよ。」知床は鹿が多かったけど稚内でも?本当だろうか。

 

 ストーブも手に入れたしこの後どうするか。

 時刻を考えるとこれから猿払やクッチャロ湖に向かうのはちょっと難しいし、天候もここ(稚内)の方が安定していそう。洗濯もしておきたい。ということで、今夜は「稚内森林公園キャンプ場」に泊まることにする。因みにここは以前、仲間のK氏がキャンプしたときオートバイの故障が発生した場所。ちょっと縁起は悪いけれど。

 

 ここでキャンプをすると決めたので時間は出来た。あちこちゆっくり見物して回る事ができる。

 まずは防波堤ドーム。やはりここは不思議な建造物です。どこまで意図したのかは分かりませんが実に芸術的です。

 

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  ドームの端まで歩いていき、引き返してくるとカタナの傍に他のオートバイも止まっていて、そのうちの一台のライダー氏が「こんにちは」。そして「バイクのブログを書かれていませんか?Northfoxさんではありませんか?」と確信に満ちた様子で仰る。

 まさかツーリングで二度も、しかもカタナ乗りではない方から声を掛けられるとは驚きである。

 「fishtail」さん(SNSのお名前です)というこのお方、私のブログ、特にツーリングの記事を良く読んで頂いているそうで、カタナを見て直ぐに分かりました、とのこと。エンジンのカバーがきれいになっていたので確信したそうです。

 いろいろお話をしましたが、確かfishtailさんもこのブログを読んでテントは「STACY」を選びましたと言っていたと思う。(違ったかな?)

 だとするとYZさんも含め、少なくとも2個の「STACY」の売り上げに本ブログが貢献したこととなる。これで小川キャンパルの営業さんの親切な対応に少しは報いることが出来たと言えるだろう。(「長く使って頂けるのは嬉しいのですが、そろそろ新しいテントの購入もお願いします」という営業さんの切なる言葉は今も気にしています。)

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 これから利尻、礼文に向かいます、というfishtailさんとお別れし、ノシャップ岬に向かう。が「森林公園キャンプ場」を示す標識を見て先にテント張っちゃうことにする。

 

 初めて利用するキャンプ場で正直あまり期待はしていなかったのだけど、舗装された駐車場にきちんと手入れされた森林のテントサイトが広がっていて、一目で良いキャンプ場だ!と気に入りました。

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  早速入手したストーブでお茶を淹れる。一服した後、食材の買い出しとノシャップ岬見物に出かける。荷物を下したオートバイは実に軽い。

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 2年ぶりに訪れたノシャップ岬は失礼ながら相変わらずの寂れ具合。前回のときも何とも言えない寂しさがあるなぁとS氏と話したものですが、今回は天候も良くないので尚更そう感じます。やって来た観光客も写真を撮ってすぐに帰ってしまいます。宗谷岬とは大違い。まぁもう夕方ですしね。

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 ノシャップ岬を後にしキャンプ場に向かってオートバイを走らせていると、住宅街で茶色いものが視界の隅に映る。鹿だ!あの爺様の言っていたことは本当だったんだ。しかも何頭も。住宅地のど真ん中で人も気にせずに(というか人の姿は見当たらなかったですが)芝生の草を食べていました。

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子鹿などは花壇にうずくまって寛いでいます。(写真右側)


 こうなると微笑ましいを通り越して、いかがなものか?という気持ちになってきます。でも野良猫みたいなもの、という見方もできるし。でもやっぱり鹿が増え過ぎなんでしょう。

 

 <続く>