昨日で夏休みは終わりで今日から通常モードとなっております。
今年は北海道ツーリングに行かず家に居たのですが、まぁ暑かったですね。暑すぎてバイクに乗るのもイジる気にもなれなかったです。近所の市民プールに行って涼んだりしながらゴロゴロしていました。
そんな状態だったので河口湖自動車博物館に行ったのが結果的に夏休みのメインイベントになりました。
河口湖自動車博物館のレポートは最終回となります。
ここ(飛行館もそうですが)の魅力はメインのクルマの展示物の他に、ちょっと珍しいものもさり気なく展示されている事です。
これはドカティ初のエンジンとのこと。こんなかわいいエンジンから始まったんですね。
第二次大戦後に流行?した補助エンジン付きの自転車。これはブリヂストン製のエンジンとのことです。サドルは随分凝った造りだなと思いました。
奥にあるのは映画館等で使われた映写機でしょうか?何故こんなものが有るのか謎ですが、こういうものが置かれているのも楽しいです。
こちらにもあります。
ブガッティのレイルカーのエンジン。"レイルカー"なる言葉は初めてききましたが、鉄道を走る客車のようなクルマ、らしいです。こんなエンジンまで展示してあるのが面白いです。
これは1/3サイズ?のフェラーリ。
で、ビックリしたのはこちら。ミニチュア・フェラーリの横に無造作に置かれていました。
説明プレートも無く何だこれは??と思いましたが...
どうやらエンジンのようです。形状からして水平対向エンジンで、ポートが片側にそれぞれ六つずつあるので12気筒エンジンのようです。水平対向の12気筒。そしてシリンダーヘッドに”SUBARU”と”Motori Moderni”の文字。といことは...
これは1990年にスバルがF1に参戦したときのエンジンですね。確か1シーズンのみの参戦だったので、とても希少なエンジンのはず。何でこんなものがここにあるのでしょう...
写真ではちょっと分かり難いですけど、横幅がとても広いです。そしてエンジン長も長い。P34のコンパクトなV8エンジン(フォード・コスワースのDFV)とは大違いでした。P34のDFV8気筒は排気量が3Lに対し、スバルの12気筒は3.5Lという事を差し引いても大きい。これはレーシングマシンのデザイン上不利だろうなと思いました。
フェラーリも312Tシリーズで水平対向12気筒エンジンを積んでいて、シリーズが進むにつれその幅の大きさがハンデとなっていったそうですが、なるほどなと思いました。
このエンジンは5バルブ/シリンダーの60バルブ。インテーク(だと思います)のバルブが三つ並んでいるのが分かります。
こちら(下側)はエキゾースト側だと思います。こちらは2バルブのようです。
最後にとてもレアなものを見ました。ある意味タイレルP34よりも驚いたかも。
こういうものがさりげなく置いてあるのがこの博物館の凄い所です。
これだから毎年来てしまうんですよね。。。。
売店でJPSのステッカーが販売されていたので思わず買ってしまいました。JPSカラーのロータスのF1マシンもみてみたいなぁ。
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