私の1100カタナは、買った段階から変な箇所がありました。(まぁ中古車両なので、あちこち問題個所はありましたが)
左スイッチボックスのハーネス加工が施されていました。


コードの1本が途中で切れていて、エレクトロタップで別のコードと繋げられています。途中で切れているのは黒/白のコードで、黄/白のコードと接続されています。これはホーンを鳴らすための配線です。
ノーマルの配線はこうなっています。
ホーンに常時+12Vが印加されていて、ホーンスイッチを押したときGNDにつながり電気が流れてホーンが鳴ります。

それがこのように改造されていました。
ホーンに+12Vを印加する橙/緑のコードは外されてプランプランしていて、代わりに別のコードでフレーム(GND)に接続。
スイッチボックスの配線は、GNDラインの黒/白のコードがコネクターの前で切断され、タップで黄/白のコード(+12Vが印加されている)と接続されていて、ホーンスイッチを押したときにのーまるとは逆に電気が流れてホーンが鳴るようになっていました。

テスターで確認したところ、車体ハーネス側は異常なかったので、左スイッチボックスの黒/白のコードに断線でも発生したのでしょう。
ホーンを鳴らすためにこのような改造を施したのだと思いますが、改造するにも配線図を見て検討したはず。そこまでするならまともに直せば良いのに...と思います。
前からここはちゃんと本来の状態に復旧させようと思っていたのですが、延び延びになって今に至っていました。じっくり直すには良い機会です。
エレクトロタップを撤去し、コードを継ぎ足し、コネクターの端子を付けて修復していきます。
(続く)
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