自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

2013 北海道ツーリングの日記~2日目(Part3)

昼食後,どうしてもホクレンの旗が欲しい我々は、宗谷に向かう前にR40に入って稚内市内のホクレンに向かいました。ここのは“日本最北端”というシールが貼られているので,是非とも入手したかったのです。

f:id:sword749:20130825181428j:plain

※大した量ではないですがガソリンを入れて旗を買うことが出来ました。

再びR238に戻り宗谷方面を目指します。さすがに稚内は大きな街なので、市街地を抜けるまで交通量も多いです。

岬の手前数キロのところで国道から道道889に右折し,宗谷丘陵に入ります。
ものの2~3分で見晴らしの良い丘にでて,いきなりこのような景色が広がります。

f:id:sword749:20130804145051j:plain

f:id:sword749:20130804145141j:plain

f:id:sword749:20130804145600j:plain

f:id:sword749:20130804145446j:plain


天気に恵まれたこともあり,最高の景色でした。(S氏は鳥肌がたったらしい)

私も前に来たことはあるのですが,前に見たときよりも雄大な景色に見えました。
その時々の天候や気分で景色って見え方というか感じ方が違うのかもしれません。

たまにバイクやクルマが通るだけで、煩い団体観光客がいなくて静かなのも実にいいです。

しばらく丘陵の景色を堪能した後,“最北端に来た”という証拠写真を撮りに岬の方に回ります。

f:id:sword749:20130804151559j:plain

f:id:sword749:20130804151451j:plain
※さすがに最北端の岬はバイクが多いです。

f:id:sword749:20130804151913j:plain


岬のモニュをメントが写る位置に自分のバイクを移動して,バイクの写真を撮っているライダーがいました。三脚は使わずバイクだけを入れています。

ライダーはみんなこれをやりますね(笑)

せっかくなので、シャッターを押してあげることにしました。(お返しに私の写真も撮ってくれました)

 

あとはキャンプ地に向かうだけ。時間もないので早々に宗谷岬を出発します。
オホーツク海側のR238を下っていきます。
少し時間が押してきたので相変わらずのハイペースで走り続けます。

猿払を過ぎて少し走ったところで、ホタテの直売所を見かけ停車。ホタテを何個か買ってキャンプ場で食べようと考えたのです。

しかし、今日は休漁日で生のホタテは無い、とのこと。あるのは箱に詰まった冷凍物だけ。
店員さんに、“キャンプ場で焼いて食べたかった”と話したら、親切にもこの先にある直売所を教えてくれ、ホタテを入手することができました。

※因みに1個110円でした。

 

クッチャロ湖(浜頓別)の手前で国道を外れ、「エサヌカ線」という道路を走ることにします。これは国道でも道道でもないようですが、牧草地の中の気持ちの良い直線道路ということで、地味にライダーの話題になっている道路。

国道からエサヌカ線に入ると、道幅は狭いものの真っ直ぐな道が地平線に続いています。
なるほど、なかなか見事な道だ、とバイクを止めて写真を撮ります。

f:id:sword749:20130804161515j:plain
※実はこの風景は序の口でした...

f:id:sword749:20130804161915j:plain
※南の海のようなエメラルドグリーンの海

しかし、本当に見事だったのはもう少し走ってからでした。

一つクランク状に角を曲がると、広々とした平らな牧草地が開け、その真ん中に道路が真っ直ぐに延々と伸びていて、先は地平線に消えています。

サロベツのオロロンラインとはまたちょっと雰囲気の違う道路で、日常や人の暮らし的なものとは完全に隔絶した自然のど真ん中、という感じです。

写真はさっきの処ではなくここで撮るべきでした。
しかし、もう止まって写真を撮っている時間は無いので、後ろ髪引かれつつもそのまま走りました。

 

浜頓別に着いた時はすでに5時近くで、予定より1時間から1時間半程遅れ。

休憩で止まったセイコーマートには、近くでキャンプを張るライダーが買出しに来ています。もうそういう時間です。

クッチャロ湖のキャンプ場に泊まるか?という考えが一瞬よぎりましたが、初志貫徹ということで、美深に向かいます。

日が暮れる前にはキャンプ場に着きたいので、もはや景色を楽しむなんて余裕は無く、クルマのいないR275を急ぎます。路面が少し荒れているものの、高速コーナーが続く気持ちの良い道を飛ばしに飛ばします。

時折現れる道路標識の美深までの距離をにらみながら走り続けます。

音威子府の道の駅に着いたときは6時半過ぎ。もう誰もいません。
美深の少し手前ですが、さすがに疲れてきたので少し休憩です。

S氏はまだ余裕を見せており、R275のワインディングは最高に楽しかった、と大満足の様子。

そうしているとだいぶお疲れ気味の若い自転車ツーリストがやってきた。
“こんにちは”と挨拶を交わして少し世間話。多分学生のようです。

彼は稚内を目指しているそうで、R40を北上して中川町のキャンプ場まで行こうか迷っているらしい。今からでは着くのは何時頃になりそうか? 少し戻って手塩川のキャンプ場が良いのではないか? とツーリングマップルをみて一緒に考える。

結局、彼は“少し走ってみて考えます”と言ってと先に走り出していきました。

バイクで追い越すとき、笑顔で大きく手を振ってくれた。こういうのはとても嬉しい。(こっちも大きく手を振って応えました)

美深まであと少し。気合を入れ直して走ります。

そして7時少し前に「森林公園びふかアイランド」に到着。何とか明るいうちに到着することが出来ました。今日の走行距離は530kmを越えていました。

テントを張り、買出しに出掛け、風呂に入って、食事を始めたのは9時を回っていました。

今夜の食事はジンギスカンと途中で買ったホタテ。

お楽しみのホタテは貝殻ごと網に乗せて焼きます。しかし、食べるとジャリジャリする。ホタテって砂抜きが必要だったっけ? でも味は文句無く美味しかった。

※後で調べたら天然モノは砂抜きが必要らしい。どうやら天然モノを買ったようです。

ジンギスカンも美味しく頂き、シュラフにもぐりこんだのは11時過ぎ。

長い長い一日がようやく終わりました。