気になる事象はセル・モーターの交換であっさり解決してしまいました。
クランプ・メーターであれこれ調べる必要はありませんでしたが、折角なので発電量や消費電力を測ってみました。
因みに使い方ですが、電流を測るときは黄色い洗濯バサミみたいなものに測定したいケーブルを挟む(というか通す)のですが、向きがあります。
“+”(プラス)と表記のあるほうから電流が流れるようにケーブルを通します。
(裏側には “-”(マイナス)の表記があります)
逆にすると、測定値がマイナス表示されますが、電流値はちゃんと測定されます。
▲こんな風に “選択バサミ”の先を開けてケーブルを通します。
レギュレーターの出力はどの位か?
レギュレート・レクチファイアの出口のところで測ってみました。(赤いケーブルがそうです。)
エンジンがアイドリング状態では6A前後くらいのようです。
エンジンの回転を3000回転くらいに上げると15A前後は出ていました。これだけの電流が出ているならば、発電は問題無いと考えて良いのかもしれません。
※写真では “-”(マイナス)の表示になっていますが、このときはケーブルを挟む向きを間違えて逆にしていました。
肝心の消費電流を測定
では、消費電流の方はどうか?というかバッテリーへの充電はちゃんとされているか?これを確かめるため、バッテリーターミナルの付近で電流を測ってみました。
アイドリング状態
クランプメーターの表示は写真のように-0.3A位だったり、プラス表示だったりします。マイナス表示ということはバッテリーから電流が流れ出ているということです。やはりアイドリングでは殆ど充電はされていないようです。
エンジン回転:3000回転くらい
続いてエンジン回転が3000回転くらいの状態では、6A前後位は充電されています。バッテリーの状態如何で電流値は変わると思いますが、十分な電流量だと思います。(むしろ高い??)
レギュレート・レクチファイアの出力が15A位のはずなので、残りの 9Aが電装品で消費されていることになります。
ウィンカー点滅時
これは以前からずっと興味がありました。
アイドリング状態でウィンカーを点滅させると、メーター表示は一気にマイナス表示が大きくなりました。写真では-7Aの表示を指し示していますが、表示がころころ変わるのではっきりとした電流量は良くわかりませんでしたが、ともかく、ウィンカーの点滅でかなり電気を消費しているようです。
測る箇所を変えて改めて調べてみようと思います。
ブレーキランプ点灯時
こちらはエンジンを3,000回転くらいに上げてブレーキランプを点灯させたときの表示だったと思います。ランプで2~3Aくらい消費しているようですが、充電はされています。(ただ、実際のところブレーキを掛けている時間が一番長いのは停止時なので、この測定はあまり意味は無いかな、と思います)
とにかく、ウィンカーの点灯と同様、測る箇所を変えて再測定してみようと思います。
ウィンカーはランプ二つが点灯と消灯を繰り返し、ブレーキランプはランプが一つで点灯のままなので、こんなものなのかもしれません。
おまけ(エンジン始動時)
セル・モーターに流れる電流も調べてみました。
▲クランプ・メーターの黄色いハサミの上にあるのがスターター・リレー。その右側にあるのがヒューズボックス、さらに右に少し写っているのがレギュレート・レクチファイアです。
これも測定値が激しく動くので、良くわかりませんでした*1が、16A位は流れているようですね。28Aなんて表示も出ていたようです。
今回は、やはり周囲に住宅を配慮してエンジン回転は控えめに、そしてササッと済ませました。とりあえずはちゃんとバッテリーに充電はされていることが分かったので、一安心です。
いずれ、もっと回転を上げたときどう変化するか、また測ってみようとおもいます。
また、測るポイントももう少し増やしてじっくり調べてみようと思います。
*1: 多分なのですが、このメーター、測定した最大値と最小値を後から表示できるような気がします。(今気が付きました) 頑張ってマニュアルを読んでみようと思います。(中国語と英語ですが)