スキーではブーツの底に装着するプロテクターを使用しています。ブーツメーカーのREXXASM(レクザム)の「FOOT WALKER」といやつです。シーズン初めや終盤で雪が少ないときにゲレンデまで舗装道路を歩かなければならない時とかに装着しています。
なかなか重宝していてもう4シーズンくらい使っているのですが、この前、ブーツに装着しようとしているとき、プロテクターの細い部分が切れてしまいました。
ブーツに装着するときに踵の環(引手)をちょっと無理に引っ張り過ぎたのが原因。扱いには気を付けていたのですが、ちょっと雑に扱ってしまいました。
破損個所は引っ張る力がかかるところなので、ボンドとかの接着剤では強度が足りないのは(接着剤が剥がれてしまう)のは目に見えている。残念だけど修理は無理で買い替えるしかないか....
でも、靴底補修剤のセメダインの「シューズドクターN」で補修してはどうか?と閃きました。靴底の補修剤だけあってかなり丈夫。そして接着力も物凄く強力で剥がそうとしても剥がれない程なのは実際に使って実感しています。
手元には使いかけの「シューズドクターN」があるのでダメ元でやってみました。
(プロテクターは3~4千円するので、出来れば買い替えずに済ませたいです。)
切れた部分を覆うように「シューズドクターN」盛って二日ほど放置。
完全に固まっているのを確認にしてブーツにそっとはめてみる。すぐにブチッと切れてしまうのでは、との予想に反しビクともせず。
それで次は踵の引手を引いて通常の使い方で着脱してみる。これも大丈夫。2回、3回と着脱してみても修理箇所の補修剤が剥がれる様子は無し。
これはイケるか?と先日のスキーで普通に着脱して、それなりの距離を歩いたけれど問題無し。
どうやらシューズドクターNによる修理は大成功だったようです。
シューズドクターNは靴底補修以外にも色々使えるのでは?と思っていましたが、今回改めて凄い素材だなと実感しました。
後から調べてみたらFOOT WALKERの材質はポリウレタン製樹脂。シューズドクターNの成分もポリウレタンとのことなので、接着の相性は良いのかもしれません。
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余談ですが、ブーツのプロテクターについて。
スキーブーツで雪の無い舗装路等の上をガシガシ歩いているとブーツの底がだんだん摩耗していきます。
以前はそれをあまり気にしてはいなかったのですが、その摩耗が原因でスキー板のビンディングとの固定が甘くなって滑走中に誤開放して転倒、怪我をしたという話を聞いたことがあります。それ以降は雪のない所をある程度の距離を歩くときは装着するようにしています。
それとこのプロテクターにはもう一つメリットがあって、これを装着するとスキーブーツでの歩行が凄く楽になります。
スキーブーツは足首が固定されるのでとても歩きにくい。でもこのプロテクターは歩き易いよう爪先部分と踵部分が少しラウンド形状になっているのでスムーズに歩くことが出来ます。それに底は滑りにくいブロックパターンになっております。
そんな訳で雪道でもちょっと長い距離を歩かねばならないときはプロテクターを装着しています。
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