旅の楽しみの一つ、食です。
ホテルには夕食はついていないので、毎晩食事に出かけていました。出かける先は市役所近くの繁華街。ホテルからは少々距離があって10~15分くらいかかります。夕方の少しすずすくなってきた時間帯で宮古島の独特な街並みを見ながら散歩するのにちょうど良い距離です。
それに繁華街の通りには飲食店の他に土産物屋も点在しているのでそれを眺めて歩くの楽しいです。
入る店は居酒屋。やはり沖縄に来ているのだからオリオンビールに泡盛、ゴーヤチャンプルーやグルクンの唐揚げといったご当地料理を楽しみたい。ただ、どの店も観光客で大賑わい。店によって料理の質や値段に開きがあって安くて美味しい店はすぐにいっぱいになるし予約しないと入れない店も。
しかも沖縄三味線のライブをやる店が増えいて、店の出入り口が開くと”イエ~~イ”という歓声や手拍子が聴こえてきて賑やかすぎる。三味線も聴ききたいけどもう少し落ち着いたところがいい。一本裏の通りにも店はたくさんあるけれど、こちらは地元客がメインぽくてちょっと入りずらい。
なので毎日、何件も店を覗いて探し回りました。最初の夜(金曜の夜)に行ったのは美味しいけど料金もそれなりにする居酒屋さん。料理の写真は撮らなかったけど、グルクンの唐揚げはカリッと揚っていて頭から尻尾まで骨も含めて美味しく食べられました。
安くて美味しい居酒屋さんには日曜の夜に入ることができました。日曜の夜は流石に若干空いていました。(金曜にも行ってみたのだけれど ”今日は凄く混んでいるので....” と入ることが出来ませんでした。観光客だけでなく地元の人にも大人気のようです。)
フーチャンプルーは麩と玉子がフワフワで、もやしはシャキシャキで大変美味しかった。ゴーヤチャンプルーよりも気に入りました。
数量限定というカツオの腹皮の唐揚げというのも皮だけでなく身も結構付いていてフワッとした食感で美味しかった(厨房のやり取りを聞いているとどうやら最後一皿だったらしい)。
ジーマミー豆腐ももちもちっとした食感と甘辛いタレが美味しい。
メニューには他にも食べたい料理がたくさん。最初に何となくありきたりにモズク酢を頼んでしまったのが悔やまれる。ミミガーの和えとかにすれば良かった。
ただいくら美味しい沖縄料理が楽しめても毎日居酒屋では食傷気味になってしまう。
那覇を含めて3日目の夜は繁華街の真ん中にある「レオン」という24時間営業の喫茶店で食事もしました。ここは以前泊まったホテルのスタッフさんに教えてもらったお店。(飲んだ後にここでステーキを食べるのも良いですよ、と。そのときは飲んだ後ではなかったけどステーキを食べました。)
外からは店内の様子は分らないので入りにくいけど、中は昭和っぽさもある普通のお店で、喫茶店とレストランの中間のような感じ。優しそうな御婆ちゃんとお爺さん(厨房で料理)で切り盛りされていて、周りの居酒屋の混み具合とは反対に空いていました。でもお客さんはポツポツと切れずにやって来ていました。
メニューは全般的にリーズナブル。面白いのは24時間いつでも注文可能な「レオンランチ」というランチ(?)メニュー。
これとオリオンビールを注文しました。「レオンランチ」はカツとハンバーグと玉子焼きとソーセージ、キャベツの千切りとライスが大皿に載っていて、まさに大人のお子様ランチ。子供も大人も大好きなものが揃っています。
これにビールがまたよく合う。料理もビールも美味しくて大満足でした。
北海道ツーリングで立ち寄る網走の「ホワイトハウス」とかもだけど、旅先でこういうお店はを見つけると嬉しいです。
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