自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

2015北海道ツーリング・リベンジ~四日目(能取岬)

 2015年8月10日(月) 北海道の3日目

 AM5時に起床。

 青空も出ていて湖も穏やかでまずまずの天気。

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 顔を洗いに行ったついでにどんなバイクがいるのか観て歩きます。自分と同じカタナはいなくてちょっと寂しいけど、昨日見かけたバイクが何台かいました。乗り手がどんな人なのかは知らないけれど、同じルートを走り同じ処にキャンプしたと思うと何となく親近感が沸きます。

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 コーヒーを淹れて朝食。湖畔で穏やかな湖を眺めながら朝食とは何とも贅沢。

 ラジオやネットで天気予報をチェックすると、やはり前々からの予報のとおり今日は全道的に少し天気が崩れるらしい。曇りのち少雨という予報。1mm程度の弱い雨だけれど、なるべく雨が降らないところに行きたい。

 予定では知床でキャンプするつもりだったけど、屈斜路湖の和琴湖畔の方が天気がマシみたいで迷います。


 今時点ではとても天気が良くて暑いくらいで、本当に雨が降るのだろうか?と思うくらい。

 

 周りではテントを撤収してせっせと出発の準備をしているライダーも多いけど、今日の行先を思案を兼ねて他のライダーさんとお話し。

 最初に話す内容はいつも同じ。どこから来たのか?北海道は何日目?どこを走ってきた?今日はどこに行く?今日の天気はどんなものですかね?後はそこから話の枝葉が伸びていきます。

 

 佐賀ナンバーのハーレー(スポーツスター)乗りの人は、舞鶴まで自走してそこからフェリーで北海道に渡ってきたとのこと。

 舞鶴まで走るなんて凄いですね、と言うと、“周りからも直接フェリーで北海道に渡れば良いのにとか言われるのですけどね、でも自分はバイクで走るのが好きなんです”、という。バイクで走るのが目的なので北海道でも観光とかは二の次。ノープランでツーリングしているそうです。(今日はまだ行ったことが無い枝幸の方にいってみる積もりです、と言っていた。)

 バイクも廃材を利用した手作りのキャリアとか、拾ったもの、もらったものとかお金を掛けずに旅をするアイディアが満載。一つ一つ説明してくれました。

 “とにかく走るのが好きなんです”、と熱く語っていたのが印象的でした。

 

 昨日お会いしたCB400SFさんに、昨夜は風呂に入れましたか?と訊いてみたら、やはり受付時間を過ぎていてダメで、近くの入浴施設を探してバイクで行ってきたそうです。(“今年から(受付終了時刻が)変わったみたいだねぇ”とのこと。)

 雨をずいぶんと気にしていて、今日は常宿にしている帯広のビジネスホテルに避難することにしたという。ちょっと大袈裟じゃないかな~とも思ったけどこういった判断も人それぞれ。

 このCBさん、バイクもそうだけど、話しの節々からも相当ツーリングのキャリアは長く深そうに感じる。もしかしてずっと毎年北海道を走っているんですか?と訊こうかと思ったけど、愚問な気がして止めた。

 


 あまりのんびりしていても時間が勿体無いので、テントと荷物を纏め、改めてスポーツスターさんとCBさんに挨拶して8時少し前に出発。

 

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▲今日はタオルを干しながら走ります。

 

 

能取岬

 今日の目的地が決めきれず、女満別の丘に行こうかと迷いつつ、まずは近くの能取岬に向かうことにしました。一旦国道238に出てから道道76号線に入り、ちょっと遠回りで岬に向かう。

 

f:id:sword749:20150810081945j:plain▲漁港があったので寄ってみましたが、特に何もなし。

 

f:id:sword749:20150810083936j:plain道道76号線の海岸沿いの景色もなかなかきれいです。地図でみると“美岬ライン”と名付けられているようです。

 

 

 海沿いから少し離れて林に入り、それを抜けると広い牧場と青い海がパッと広がり、思わず“おお~”と声がでました。牧場の緑と海の青のコントラストが凄くきれいです。

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 広い駐車場にバイクを止め、ブラブラと歩いて回ります。

f:id:sword749:20150810085140j:plain▲広い駐車場があって観光バスもやってきます。

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 ここは他の岬とは随分雰囲気の異なるように感じます。大抵の岬はどこか寂しさ、自然の厳しさや険しさとかが感じられるものなのですが、ここはとってものどか。

 天気の良さもあるけれど、やっぱり牧場がその源だと思います。

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 それと、土産物屋とか自販機すらも一切なくてあるのはトイレだけ。これも理由の一つだと思います。

 

 

 牧場の柵沿いに草原が踏み固められた小道が有ったので、ちょっと入ってみる。

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 ずっと奥に見える何かのモニュメントへ続いているらしい。 どうせならあそこまで歩いてみることにします。

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 周りにはタンポポとかいろんな花が咲いています。子供の頃よく見かけた懐かしい草花も多いです。こういう草花をじっくり見るのは久し振りです。

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 聞こえるのはそよ風の音キリギリスとかの虫の鳴き声くらい。ぽかぽかと暖かい日差しが降り注いでいて、そういえば子供の頃はこんな野原でよく遊んでいたなぁ、と思い出しました。

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 10分くらい歩いてようやくモニュメントに到着。

 

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 この地を開拓してきた漁民の記念碑のようです。

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 灯台のほうを振り返ると、この碑まで来るためのちゃんとした道がありました。 でも野原の中を歩いてきて良かったと思います。

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 帰りはこのちゃんとした道を歩いて戻ります。こちらも沢山の様々な色の草花が咲いています。

 

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 すぐ反対側は海が広がります。

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 ほんの少しだけ寄るつもりだったのだけど、いつの間にか1時間近く経っていました。

 能取岬は余り有名な岬ではないけれど、海と牧場と原生花園が揃った面白いところでした。

 また機会があれば来たいと思います。

 

<続く>