自分だけのカタナをつくる ~ Bike &DIY ~

GSX1100S刀のプライベートカスタムと気ままな工作と冬はスキーの日記です

スキーのカスタムフェアと「私をスキーに連れてって」

 うだるような猛暑の日々が続く中、季節的には全くミスマッチなスキーの話しです。

 

 石井スポーツが主催するスキー用品の新製品の展示、予約購入会である「スキーカスタムフェア」に行ってきました。

 カスタムフェアは、札幌から始まり東京(有明)、仙台、松本、大阪、新潟、再び東京(五反田)と全国各地で開催されます。入場は無料。

 7月21日の猛暑のなか、東京・五反田で開催されたフェアに行ってきました。

 

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 主要メーカーのスキー板、ブーツをはじめ、ストック、ゴーグル、ヘルメット、ウェア類のニューモデル(2018-19シーズン用)が展示され、その場で商品の予約を行う事が出来ます。

 その場で代金を支払って商品を持ち帰るのではなく、商品は後日(10月頃?)石井スポーツの店舗で受け取ります。代金の支払いもその時です。
 なので、現金を持っていなくても衝動に駆られてお買い上げ(購入予約)する事が可能な訳で、意思の弱いスキーヤーには危険な場所であります。

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 新商品の展示だけでなく、会場には国内のトップスキーヤーも来ていて、トークショウなども行われます。

 また、全国各地のスキー場の方々もブース(という程では無いけれど)を構えていて、パンフレットを配ったりくじ引きをやっていて、当たりが出るとリフト券(の引換申し込み券)をもらえたり、とフェアというかスキー業界の盛り上げに一役を担っていました。

 会場内には沢山の商品が集まっているので、見て回るだけでも楽しいです。クルマやオートバイのモーターショウみたいな感じです。

 

 

 では会場の様子を。

 私が会場に着いたときは、丁度、オリンピアンの佐々木明さんがトークショウを行っていました。ワールドカップで日本人選手最高の成績を収めたトップスキーヤーであります。が、その割には人だかりが少ないような。まぁそもそも会場の広さがあまり大きくは無いので仕方ないのかもしれません。

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 メジャーなメーカーの商品はいくらでも情報は手に入ると思うので、そちらは置いておいてちょっと変わったもの、面白いものを紹介します。

 

 スキーといえばゲレンデスキーがメインですが、昨今はフリーライド系のスキー板も増えてきているような気がします。結構目に付きました。

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 こちらは石井スポーツオリジナルのスキー板。スキーの木目がそのまま活かされているのが斬新に見えました。

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 これはスラットナー(Slatnar)というスロベニアのスキー板。

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 スラットナーは元々スキー・ジャンプのビンディングのメーカーだったのですが、エラン(ELAN)がジャンプ用スキー板の製造から撤退した際に、スラットナーがそれを引き継ぎました。エラン・ユーザーでありスキー・ジャンプのワールドカップチャンピオンの母国の英雄、ペテル・プレフツ選手をサポートするため、だったそうです。*1男気溢れる社長さんなのです。因みにアルペンのスキー板は何故か日本のみのデリバリーとのこと。高梨沙羅選手もこのスラットナーのユーザー(元々エランのユーザー)です。

 

 

 これは日本のメーカー「ホシノ」の「B+」というブランドのインソール。最近はスキーブーツのインソールをより良いものに変えるのが常識のようなのです。スキーブーツ用がメイン商品のようですが、登山靴用、スニーカー用とかも展開しています。私も使っています。

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 インソールってとても重要だな、と最近つくづく感じます。所謂「中敷き」というペラペラの敷物とは違って立体的な構造で足の裏のアーチや踵を支えるので、歩き易く、足が疲れにくくなります。安物のスニーカーでも別物の歩き心地となりますので、足の疲れや痛みに悩んでいる方は試す価値はあります。

 ちょうど登山靴用のインソールが欲しかったのと、値引き価格で販売されていた*2ので購入しました。

 

  ここでは脚(膝)の動きを測定して、適切な脚のポジションが取れるようインソールを加工するサービスをやっていました。

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 さて、実はこのカスタムフェアで一番オオッ!と感じたのが「私をスキーにつれてって」のコーナーでした。

 2018年は映画の公開から30周年!とのことでJRが映画のパロディCMをTVで流したりしてそこそこ盛り上がった感じです。

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 映画の撮影で使われた「SALLOT」ブランドのスキー板やブーツやウェアが展示されていました。

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 「SALLOT」って「SALOMON」と「SCOTT」を掛け合わせて適当に作った名前なんでしょうけど、一応、映画の制作会社で商標登録はしていたようです。でも予想外に映画がヒットして忙しくて商品化する暇が無かったとか。

 それが何と30年経って世にでることとなったようです。

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 現代のカービングスキーとして誕生しました。最初はフェアの為の展示品かな?と思いましたが、ちゃんと商品として販売されていました。*3なかなか恰好良いと思います。

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 このカスタムフェアでは、特に買い物をするつもりは無く、ニューモデルを眺めるだけを目的にやってきましたが、中々楽しかったです。

 

 

 

 


JR SKISKI 原田知世&三上博史 1987年の映画”私をスキーに連れてって”が30年振りにCMで蘇った件


私をスキーに連れてって

 

 

 

 

 

 

*1:しかし、そのプレフツ選手は一年でフィッシャーに乗り換えてしまいました。

*2:小物類は販売しているものもありました

*3:受注販売で7月31日で注文の受付は終了とのことです。